こんにちは~!
もりのがっこうのアサミです。
たびたびお客様から、こんなお問い合わせをいただきます。
「ドライクリーニング表記ですが、おうちでお洗濯可能でしょうか?」
忙しい毎日の中、クリーニング店に何度も行くのはちょっと大変。
ご自宅でお手入れしたいというお気持ち、とってもわかります!
またクリーニング店でのお手入れであっても、ダメージはあります。
洗濯表示は、万が一のことも考慮して最も厳しい情報で、洗える・洗えないという表示をしています。
それをふまえて、ドライ表示のお洗濯・お手入れ方法をご紹介いたしますね。
ドライクリーニング表示:自宅で洗える?洗えない?
ドライクリーニング表示の意味
洗濯表示のドライクリーニング表示は、こちらのふたつのマークです。
石油系溶剤によるドライクリーニングができる | パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができる |
このふたつの表示があるものは、「ドライクリーニングができる」という意味を表しています。
ただ「ドライクリーニングしかできない」という意味ではありません。一緒についている表示もあわせてチェックして洗えるかどうか確かめてみましょう。
自宅で洗濯ができる洗濯表示
洗濯表示にドライクリーニング表示がついていても、おうちでお手入れできるものかチェックするには、こちらの表示をチェックしてみましょう。
洗濯機で洗える
手洗いできる
ドライクリーニングの表示と合わせて、洗濯機で洗える表示や、手洗いができる表示があれば、ご自宅でもお洗濯できます!
自宅での洗濯ができない洗濯表示
水洗いできない
逆に上記の水洗いできない表示がついている場合には、ご自宅でのお洗濯は避けてクリーニング屋さんにだすようにしましょう。
特に水洗いは絶対に避けてほしい!素材
さてご自宅でのお手入れで一番の心配が「型崩れ」ではないでしょうか。
伸びてしまったり、縮んでしまったり、干している間にハンガーのあとがついてしまったり…。
ドライクリーニングの表示もありますが、特に個人的にも絶対にNG!水で洗わない方がよいと思われる素材は、こちらの3つです。
- アンゴラ、カシミア、ウール系のニット(ウールは編み目や洗い方により可の場合も)
- オーガンジーなどの繊細なレース
- ダウンやキルト
アンゴラ・カシミア・ウール系ニット
お洋服を見ると、素材のタグがついています。まずはそのタグをチェックしてみましょう。
同じ形のように見えるニットでも、使われている素材は様々なんです。
そして、アンゴラやカシミア、ウールが使われているニットは、洗い方によっては、キッズサイズになったの…?!というくらい、半分くらいに縮む可能性があります。そのため水洗いは避けたいところです。
またポリウレタンが入っているニットを、乾燥機にかけると縮みやすいので注意が必要です。
それに比べると、コットンのニットは縮むことは少ないですので安心ですね。
もりのがっこうのニットは、多くが「コットン」のニットです。
コットンニットが好きすぎる話を、語っております。
オーガンジーなどの繊細なレース
お洗濯によってシワができやすかったり、レースがボロボロになったり…(涙)
こちらも水洗いは避けた方が良いと思います。
ダウンやキルト
よくアウターに使われている、ダウンや中綿キルティングなどは、お洗濯によって綿が片寄ったり、水洗いにより匂いが変わってしまうこともあるので注意が必要です。
私は服や鞄を作っている中で、毎回素材を研究しているから詳しい程度の人間で、クリーニング専門者ではないことをご了承ください。
水洗い不可のセットアップだけど…自宅でお手入れしてみた
もりのがっこうの新作のセットアップは、洗濯表示的には、水洗い不可で、ドライクリーニングをおすすめしております。
でも、ただでさえ忙しい時期にクリーニング店に行くのはちょっと大変…という気持ちもとてもわかります。
ということで、自己責任という範囲になるのですが、お手入れできないかやってみました。
おうちお手入れのこつは、摩擦を少なくすること
水洗いで型崩れしなさそうと思われるお洋服でも、注意してほしいのは「摩擦」によるダメージです。
- お洋服をネットにいれて手洗い、または洗濯機の弱コースで洗う
- 洗い終わったら、すぐに形を整えて干す(室内/陰干しがおすすめ。天日でない方が服のダメージが少ないです)
- 乾いたらハンガーで保管する
それぞれポイントを説明いたしますね。
手洗いの場合
お洋服を洗濯ネットに入れ、水と洗剤を入れた桶の中で優しく押し洗いしてください。
清潔な水に入れ替えて、桶ですすぎ洗いをします。
お洋服をネットに入れたまま洗濯機へ入れて、脱水を行います。
このとき、洗濯機の脱水設定の中で「1番弱い設定」もしくは「弱脱水」で1分脱水を行います。
洗濯機弱コースでお手入れ
洗濯機の場合は、弱コースでまわしてください。
※メーカーによって、おうちクリーニングコース、おしゃれ着コース、などをお選びください
こちらは洗濯機弱コースで洗った直後です。
外で撮影をしてしまい見にくくて申し訳ございません。
センタープレスも取れず、形も崩れておりません。
センタープレスズボンの干し方
写真の畳み方でハンガーに干したり、ボトムハンガーに挟んで吊るして干すことがおすすめです。
(こちらの写真はメンズパンツですがレディースも同様です)
このように自己責任の範囲にはなりますが、ご自宅のお手入れもできました。
基本的には水洗い不可の場合は、クリーニング店でプロにお願いすることがオススメです
摩擦でできたピリング(毛玉)のお手入れ
どんなに気をつけてお手入れしていても、ポリエステル素材の場合、袖口など摩擦が強い部分は、ピリング(いわゆる毛玉)になることもあります。
そんな時とってもおすすめなのは、毛玉取り機です!!
1,000~3,000円くらいの製品でも十分な効果を発揮してくれるので、1台あると便利です。
掃除機のように吸い込む力もありますので、細かいほこり取りにもgood。
コートの袖口やカーディガンの毛羽、タイツにも使えて、すご~く便利なのでお洋服のお手入れにおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
洗いにくい「ドライクリーニング表示」のお洗濯編 でした。
またご質問ございましたらお気軽にお問合せくださいませ^^