寒い時期のトップスの主役はやっぱり「ニット」!
かわいくて暖かいニットは大好きですが、お手入れがしにくいところがちょっと不便なところですね。
そんなわけで、今日はニットのお手入れ方法や、素材についてご紹介いたします。
毛玉ができにくい素材って?
![日本製テレコ織コットンニット生地ホワイト](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2020/10/テレコ生地-1024x1024.jpg)
もりのがっこうでは、「私が心地いいもの」というコンセプトで、使い手の目線で物作りをしています。
私はニットの中でも「コットン」が好きです。
その理由は長持ちするからです。
チクチクしなくて使っていくほどに味が出ていくコットン。
当店のコットン100のニットといえば、
チクチクしないコットン100% テレコニットハイネックトップスが
超人気商品です。
洗えるニットも登場!
コットンニットのいいところ
- 着心地が快適
- 通気性がよく、快適な温度を保ってくれる
(冬でも結構汗をかくのです!) - 手洗いができる
- ピリング(毛玉)ができにくい
- ピリング(毛玉)ができても、味・風合いになり、長持ちしやすい
こんなにメリットがたくさん!
![肌触りのいいチクチクしないコットンニット綿の風合ハイネックブラック](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2022/12/20220929_289_Asa-1.jpeg)
また、コットンのニットをよく見ると、柔らかく、糸の太さにも多少のムラがあります。
これが味・風合いにつながるのだと思います。
例えば、機械で印刷された絵より、鉛筆書きの絵の方が、味があり心に染み渡る場合もあります。
そんなほっこりとした気分をくれるのが、コットンのニットではないかなと思います。
![コット100%ニット綿100チクチクしないニット手触り肌触り洗濯できる](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2020/11/1-2.jpg)
また、ほっこりとした気分をくれるのは見た目だけではなく、着心地です。
自然に近い素材だから、肌にも近いのだと思います。
適度な通気性と保湿性。
ずっと着ていても違和感がなく、なんならそのまま寝れるっ!というくらいの着心地の良さはコットンならでは。
また、ウールよりコットンが好きといった理由は、お手入れのしやすさにあります。
ニットはお洗濯したときに縮みがどうしても出てしまうですが、ウールに比べてコットンは縮みが少ないです。
その分、コットンのほうがお手入れが楽ではあります。
天然素材と化学繊維の違いは毛玉
天然素材と化学繊維との違いはいろいろありますが、特徴的なことにピリング(毛玉)のつきやすさにあります。
(ナイロン100%はピリング(毛玉)ができにくい素材ではありますが、ひんやり感や汗の吸いにくさもあり、日常的に使うならやはりコットンをおすすめしたいです)
繊維同士がガッチリとキャッチしあうイメージです。
繊維の中でも特にアクリルは、ガッチリ絡みやすく、するりと抜けていかないため、毛玉になりやすいのです。
![毛玉がつきやすいアクリル素材のニット化学繊維は毛玉ができやすい](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2020/11/2-2.jpg)
この写真はアクリルのニットですが、数回洗っただけなのに繊維にポツポツとピリング(毛玉)が出来てしまいました。
見た目がよろしくなく、服としての消費期限が短いという残念な結果にもなります。
コットンやウールも、ピリング(毛玉)はゼロではないですが、ガッチリとした毛玉ではなく、「味」となり気にならないわけです。
毛玉(ピリング)ができにくく、長持ちさせるには?
ニットのお手入れ方法
さて、ここからはニットのお手入れ方法を紹介します。
ニットをお洗濯するときは、縮みもそうですが、伸びにも気をつけていきましょう♪
ウールやコットン素材のニット、そしてタイツにも共通して言えるのですが、自分でお手入れをするときは、手洗いをオススメしております。
タイツは特に摩擦は避けたいので押し洗い、そしてタオルドライをオススメします。
【オススメ】ニットが長持ちする洗い方 〜手洗い編〜
1.優しく押し洗い
![お手入れニット洗濯できる洗えるニット綿コットンニット](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1739.jpg)
ニットのお洋服を洗濯ネットに入れ、水と洗剤を入れた桶の中で優しく押し洗いしてください。
2.すすぎ洗い
![ニットの手洗い。押し洗いの後は清潔な水で洗剤をすすぎます。](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2020/12/DSC00332.jpg)
清潔な水に入れ替えて、桶ですすぎ洗いをします。
3.洗濯機の弱コースで脱水
ニットのお洋服をネットに入れたまま洗濯機へ入れて、脱水を行います。このとき、洗濯機の設定の中で「1番弱い設定」もしくは「弱脱水」で1分脱水を行います。
4.平干しする
![ニットの脱水が終わったら、すぐに形を整えて平干し](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2020/12/DSC00346.jpg)
市販の平干しネットに形を整えて平干しをします。
この際ハンガーにかけると一部分が伸びたりするので、平干しがオススメです。
前回の洗えるニットの記事にも書きましたが滑らないハンバーもおすすめです。
生地の風合いを守るために、手洗いがやはり一番ですが
子どもさんが小さい、洗うスペースがないなど、
どうしてもそれが難しい場合もあると思います。
そんな場合は、自己責任の範囲にはなりますが、洗濯機の弱コースでお洗濯も可能です。
- 洗濯機の弱コースでお洗濯
※メーカーによって、おうちクリーニングコース、おしゃれ着コース、などの表示がされています。 - すぐに平干しする
洗い上がったら、すぐに市販の平干しネットに形を整えて平干しをします。
【お悩み】ニットあるある。ニット肩にできたハンガー跡を直したい!
![ハンガー跡の解消お手入れカンタン簡単ニット肩の型崩れ](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2022/12/スクリーンショット-2022-12-23-16.54.56-644x1024.jpg)
ニットのあるあるです。
ハンガーの跡がぴょっこり。ちょっと気になりますよね。
でも、安心してください!直ります。
![ハンガー跡の解消お手入れカンタン簡単ニット型崩れ](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2022/12/64DECB64-58C9-4DAF-AA27-A7398FA32C89_1_201_a-1.jpeg)
アイロンスチームで、そっと撫でていきます。
この時、触るか触らないかくらいのチカラで。
ホワホワホワ〜くらいでオッケー。
![スチームアイロン簡単お手入れニット型崩れカンタン](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2022/12/スクリーンショット-2022-12-23-16.55.51.jpg)
ジャーンぴょっこりは直しました!
![お手入れカンタン簡単ニット整える肩崩れハンガー跡](https://www.morigaku.jp/wp-content/uploads/2022/12/スクリーンショット-2022-12-23-16.56.05.jpg)
お手入れしながら、長くご愛用いただきたいです^^
今年の秋冬も、ほっこりニットを楽しみたいですね。