寒い時期のトップスの主役はやっぱり「ニット」!
かわいくて暖かいニットは大好きですが、お手入れがしにくいところがちょっと不便なところですね。
そんなわけで、今日はニットのお手入れ方法や、素材についてご紹介いたします。
毛玉ができにくい素材って?
もりのがっこうでは、「私が心地いいもの」というコンセプトで、使い手の目線で物作りをしています。
私はニットの中でも「コットン」が好きです。
その理由は長持ちするからです。
チクチクしなくて使っていくほどに味が出ていくコットン。
当店のコットン100のニットといえば、
チクチクしないコットン100% テレコニットハイネックトップスが
超人気商品です。
洗えるニットも登場!
コットンニットのいいところ
- 着心地が快適
- 通気性がよく、快適な温度を保ってくれる
(冬でも結構汗をかくのです!) - 手洗いができる
- ピリング(毛玉)ができにくい
- ピリング(毛玉)ができても、味・風合いになり、長持ちしやすい
こんなにメリットがたくさん!
また、コットンのニットをよく見ると、柔らかく、糸の太さにも多少のムラがあります。
これが味・風合いにつながるのだと思います。
例えば、機械で印刷された絵より、鉛筆書きの絵の方が、味があり心に染み渡る場合もあります。
そんなほっこりとした気分をくれるのが、コットンのニットではないかなと思います。
また、ほっこりとした気分をくれるのは見た目だけではなく、着心地です。
自然に近い素材だから、肌にも近いのだと思います。
適度な通気性と保湿性。
ずっと着ていても違和感がなく、なんならそのまま寝れるっ!というくらいの着心地の良さはコットンならでは。
また、ウールよりコットンが好きといった理由は、お手入れのしやすさにあります。
ニットはお洗濯したときに縮みがどうしても出てしまうですが、ウールに比べてコットンは縮みが少ないです。
その分、コットンのほうがお手入れが楽ではあります。
天然素材と化学繊維の違いは毛玉
天然素材と化学繊維との違いはいろいろありますが、特徴的なことにピリング(毛玉)のつきやすさにあります。
(ナイロン100%はピリング(毛玉)ができにくい素材ではありますが、ひんやり感や汗の吸いにくさもあり、日常的に使うならやはりコットンをおすすめしたいです)
繊維同士がガッチリとキャッチしあうイメージです。
繊維の中でも特にアクリルは、ガッチリ絡みやすく、するりと抜けていかないため、毛玉になりやすいのです。
この写真はアクリルのニットですが、数回洗っただけなのに繊維にポツポツとピリング(毛玉)が出来てしまいました。
見た目がよろしくなく、服としての消費期限が短いという残念な結果にもなります。
コットンやウールも、ピリング(毛玉)はゼロではないですが、ガッチリとした毛玉ではなく、「味」となり気にならないわけです。
毛玉(ピリング)ができにくく、長持ちさせるには?
ニットのお手入れ方法
さて、ここからはニットのお手入れ方法を紹介します。
ニットをお洗濯するときは、縮みもそうですが、伸びにも気をつけていきましょう♪
ウールやコットン素材のニット、そしてタイツにも共通して言えるのですが、自分でお手入れをするときは、手洗いをオススメしております。
タイツは特に摩擦は避けたいので押し洗い、そしてタオルドライをオススメします。
【オススメ】ニットが長持ちする洗い方 〜手洗い編〜
1.優しく押し洗い
ニットのお洋服を洗濯ネットに入れ、水と洗剤を入れた桶の中で優しく押し洗いしてください。
2.すすぎ洗い
清潔な水に入れ替えて、桶ですすぎ洗いをします。
3.洗濯機の弱コースで脱水
ニットのお洋服をネットに入れたまま洗濯機へ入れて、脱水を行います。このとき、洗濯機の設定の中で「1番弱い設定」もしくは「弱脱水」で1分脱水を行います。
4.平干しする
市販の平干しネットに形を整えて平干しをします。
この際ハンガーにかけると一部分が伸びたりするので、平干しがオススメです。
前回の洗えるニットの記事にも書きましたが滑らないハンバーもおすすめです。
生地の風合いを守るために、手洗いがやはり一番ですが
子どもさんが小さい、洗うスペースがないなど、
どうしてもそれが難しい場合もあると思います。
そんな場合は、自己責任の範囲にはなりますが、洗濯機の弱コースでお洗濯も可能です。
- 洗濯機の弱コースでお洗濯
※メーカーによって、おうちクリーニングコース、おしゃれ着コース、などの表示がされています。 - すぐに平干しする
洗い上がったら、すぐに市販の平干しネットに形を整えて平干しをします。
【お悩み】ニットあるある。ニット肩にできたハンガー跡を直したい!
ニットのあるあるです。
ハンガーの跡がぴょっこり。ちょっと気になりますよね。
でも、安心してください!直ります。
アイロンスチームで、そっと撫でていきます。
この時、触るか触らないかくらいのチカラで。
ホワホワホワ〜くらいでオッケー。
ジャーンぴょっこりは直しました!
お手入れしながら、長くご愛用いただきたいです^^
今年の秋冬も、ほっこりニットを楽しみたいですね。