もりのがっこう 代表アサミです〜!
2020年、歴史に残るんじゃないかというコロナ騒動のこの年に、実はいつもの仕事ではない仕事を2つしました。
一つは洋裁本を出版というものです。
出版は2018年に一度経験しているので、その時のよりは、トラブルも少なく順調に進むことができました。
何事も経験ですね!
もう一つは、杉野服飾大学の非常勤講師です。
生まれて初めての経験でした。

…と、こんなかんじで緊張してプルプルしながらの授業でした(笑)
しかも、このご時世でしたので、ZOOMを使ったリモート(遠隔)授業です。

ところで、「シンデレラ」というお話を覚えていらっしゃいますでしょうか。
シンデレラは、普段の自分では、舞踏会へは足を踏み入れられなかったわけです。
それは、「その用意」ができなかったから。
ボロボロの洋服では、やはり舞踏会へ入れなかったわけです。
だけど、魔法使いのおばあさんが現れて、シンデレラの”いつもの物”を集めさせるわけです。
カボチャ、ネズミ、トカゲ。
それは、シンデレラがたやすく集めることのできる、身の回りにある物です。
それを使い、魔法使いのおばあさんの手によって、シンデレラは”舞踏会仕様”に変えてられていくわけです。
さて、私の日常は、物づくりです。
信頼したメンバーで物づくりをしています。
どんな生地にする?
色は?
展開は?
耐久性は?
形は?
着心地は?
それは、いつものこと。ある意味私にとっては難しいことではなく、たやすいことです。
そのもの作りを一生懸命を続けていたら、いつの間にか”舞踏会”ならぬ”教壇の上”に立っていた感じです。
”舞踏会仕様”になったところで歩くのはシンデレラ自身ですから、シンデレラはさぞかし緊張したでしょうね。
否、プリンセスの素養が元々備わっていたというお話だったかもしれません。
私の方は、素養というのもはなく…
文章を書くことは好きなのですが、生徒さんの前でわかりやすく理論的に喋ることはとても難しいことだと実感しました。
しかし、全く新しいコトができたという経験は、私の中で非常に大きな革命を起こしました。
『苦手だと思っていることより、求められたことに応えたい。
私はそんなに多くのことをできる訳ではないけれど。
講義をして話すということは、生徒さんの人生の時間を奪うわけなので、化学反応が起きるような話をしよう。』
いつもそう心がけていました。
アサミ先生の授業は分かりません。そう思った方もいるかなとは思います。
でも、生徒さんの最後のプレゼンを聞いていたら、「分かってくれたんだ….!」ということが伝わり、感動しました( ´ ▽ ` )
そして、「課題の提出率がいつもよりすごく高かった」と、教授からお褒めのお言葉をいただきました….(´;Д;`)
魔法使いのおばあさんのように、『はい、お行きなさい!』と、私を任命してくれた方に大感謝です。
まだ前期は終わっていないのでゼミは続きますが、私の方が勉強になることばかりで、これからも頑張っていこうと思います。