幼少時代から、温かみのある手芸用品が大好きでした。
コットンで繊細に作られてる手芸品をみては幼ながらに萌えていました。
周りの友達もキャラものが好きだったりキラキラ路線だったので、私はちょっと変わったこどもだったのかもしれません。
手作りの暖かみが好きだったのに、母は勉強と運動が得意で、洋裁が全くできない人でした。
(ちなみに私は勉強と運動が苦手ですww)
そんな母でしたが、面白い教育方法でした。
本が大好きな母は、毎月『好きな本を買ってあげるday』がありました。
それは、漫画でも雑誌でも何でもよかったのです。
毎月本屋に行っては、兄は分厚い文学書でしたが、私は毎回手芸本を買いました。
手芸本を読んで1ヶ月には手芸本の全てを作ってしまって、そのうち手芸では物足りなくなり
洋裁本へ以降しました。小4くらいでした。そしてミシンも買ってもらいました。
10歳くらいのこどもに何十万もするミシンを買うなんて、母もクレイジーですね。
小4の私には、洋服の図形は難解で、最初は失敗と布の無駄しかしていませんでした。
よく指も貫通させていました。
そして独学で、トライアンドエラーを繰り返し夢中で針仕事をする小学生。
気がついたら外が暗くなっているということはよくあったような気がします。
友達とあまり遊ぶことはなく (学校では遊んでましたよ)勉強も運動もしない小学生。
そして、兄がまた成績優秀スポーツ万能、友達から人気者。とかなりのギャップがあったため
もし母が、学校での評価を気にする人でしたらとても心配されていたかと思いますが、母からは、いつもすごいねすごいねと褒めてくれました。
そんな感じで、高校は念願のファッション科へ。
ファッションが勉強、流行を掴むという授業内容、自分達の作った服でショーをする勉強。それはそれは楽しい毎日でした。
しかしそこでもまぁまぁの成績で特に目立った生徒ではなかったので、そんな私がアパレルショップの代表として独立できるまでになったのですから、人生何が起こるか分かりませんね。
私はお客様の満足しました、使いやすいです!というお言葉をいただいたときは、本当に幸せです。
これからも素敵だと思うものをリアルに使えるものをご提供するため精進してまいります。